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Tipo G プライマーサーフェイサー

   

この度、クアトロポルテでは高性能シリーズ「Tipo」をスタートします。
ホビー用途で市販されている同一製品の中で、
最も高性能を前提としながらも誰もが扱いやすい製品を目指して開発を行っていきます。
プロの方達も納得できるアイテムを幅広くご提案させていただくことで、
一般のユーザー様のより良い作品作りのお手伝いがすこしでも出来ればと考えました。

その第一弾としてプライマーサーフェイサーと希釈用の溶剤を発売いたします。
既にこちらの専用ページでも製品についてのご案内をさせていただいておりますが、
出来るだけご納得いただいた上で製品をご購入いただきたいので、
ホームページに記載できていないことを中心に今回補足のご案内をさせていただきます。
文字ばかりとなってしまいますがご了承いただければとおもいます。

また、両製品ともに6月中の発売を目指して努力してきましたが、
準備に若干時間が掛かり月内に間に合わすことが出来ませんでした。
ご予約などを行なっていただいているお客様には、
たいへんお待たせすることになりご迷惑をおかけいたしました。
週明けの月曜日には各方面でデリバリーが開始されるとおもいますので、
あとすこしお待ちいただけましたら幸いです。

 

まず、今回は新発売のプライマーサーフェイサーについてご案内させていただきます。
「Tipo G プライマーサーフェイサー」には大きく分けて3つの特徴があります。
ひとつはエアーブラシでそのまま塗装できる希釈済みという点、
ふたつめは高い隠蔽力、みっつめは強力な密着力になります。
これらの特徴について順番にご説明させていただきます。

希釈済みの利点はなんといっても作業性に優れる点になります。
ホームページの方でもご案内させていただいておりますが、
瓶から直接ハンドピースのカップに注ぐだけで塗装作業が行えるのでたいへん便利です。
また、塗装が完了した後カップに残った塗料は追加の希釈を行わない限り、
希釈率が変わらないのでそのまま元の瓶に戻す事ができたいへん経済的です。
従来製品との比較でも無駄が少ないため容量比で塗り面積に大差は出ていません。
また、これまで希釈率がよく分からないというユーザー様は、
プロの方たちと同一の希釈率で塗装が行えるメリットがあります。

但し、希釈済みである故の欠点もございます。
塗装を行う際には気温と湿度が大きく関わってきますが、
その中でも特に温度については大きな影響を受けます。
製品の希釈濃度は室温15℃から30℃の間で塗装出来るように調整を行いましたが、
ご使用の方法などによっては調整が必要になるかもしれません。

その際、追加で希釈を行う際にはハンドピースのカップに直接スポイトで、
同時発売のマルチシンナーを1~2滴程度入れてご使用いただければとおもいます。
間違っても瓶の濃度自体は変更しないでください。
冬場の低い気温で塗装を行う際に弊害が出てしまいます。

あと、サーフェイサー製品すべてに言えることですが、
塗装を終了したら素早く洗浄を行うようにしてください。
放置しますとハンドピースのノズルがすぐに詰まってしまいます。
速乾型で高い密着力のある弊社の製品はこの症状が顕著に現れます。

 

2つめの高い隠蔽力については、
塗装面を300番程度で下地処理を行い塗装を行った場合でも
ウェット状態で2~3回重ねる程度で素早く補修、隠蔽を行います。
これは従来製品に比べて細かい粒子成分が寄与しています。

只、こちらも細かい粒子故の弊害がございます。
粒子がたいへん細かいため顔料成分が瓶の底に凝縮され沈殿してしまいます。
ご使用前には必ずよく撹拌してから使うようにして下さい。
希釈済みで有るため撹拌が不十分な場合たいへん薄い状態となり、
折角の高い隠蔽力の効果もなくなってしまいます。

 

3つめの強力な密着力については、
レジンやメタルなどのモデルを作る方々に特に有利に働くとおもいます。
従来製品ではこれらを塗装する場合には下地処理を行った後、
プライマーを塗装してからサーフェイサーを塗装するのが一般的でしたが、
弊社製品は下地処理後に直接塗装を行っても剥がれる心配が殆ど有りません。

 

最後に綺麗な塗装を目指している方に向けて、
サーフェイサーを使用した場合の下地処理について簡単に記載させていただきます。
ご自身の判断で取り入れられる部分だけで良いとおもいますが、
上塗りの塗装が変化することはご理解ください。

プラモデル、レジン、メタルなどすべて同様になりますが、
塗装面は必ず研ぎ出し(ヤスリがけ)を行うようにしてください。
塗装が剥がれるなどのトラブルで一番多いのは、
この工程を行っていないのが最も大きな要因になります。

別途発売するシンナーと説明が被る部分になりますが、
サーフェイサーの塗装はウェット状態で必要な回数を重ねて、
一度で塗装を完了する方が綺麗に仕上がります。
これは通常塗装においても同様になりますが、
特に艶消し系の塗料では大切だと考えています。
理由は乾燥したザラ付いた塗装面に塗装を行った場合、
綺麗に塗装することが難しくなるからです。
そのため、弊社の製品は従来製品と比較した場合、
サーフェイサーとしては出来るだけ垂れに強い仕様にしていますが、
塗装を行う際には十分な注意が必要です。
また、必要により乾燥後に重ね塗りや上塗りを行う場合には、
4ケタ台の番手で表面を軽く研ぎ出してから再度塗装を行うのがベストです。

あと、サーフェイサーだけでなく塗装全般に言えることですが、
上塗りを行う場合には表面乾燥直後に塗装を行うより、
ある程度の間隔を開けてから塗装を行った方が良い結果がでます。
これは完全乾燥と言われるまでにはある程度時間が必要な事と、
時間を置けば塗装を行った表面の硬度が上がることが有利に働くからです。
それを踏まえた上で一度工程の方を考えてみるのも良いかとおもいます。
なお、この完全乾燥後の表面硬度が従来製品に比べて高いことも
「Tipo G プライマーサーフェイサー」の特徴のひとつになります。

 

すべて面倒な作業になりますが、
綺麗な塗装を行うには大切なことだと考えています。
塗装を行う際の参考のひとつとしてもらえれば幸いです。
次回のブログでは同時発売の「Tipo マルチシンナー」について、
補足のご案内をさせていただきたいとおもいます。

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