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ニチモ(日本模型)

      2013/11/05

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昨日、㈱ニチモ様より正式文章にて、
2013年9月30日をもちまして廃業のアナウンスがございました。
国産プラモデルのはじまりと言われているマルサン商店とほぼ同時期に
プラモデル業界に進出し、国内模型/プラモデル産業の生みの親と言っても過言ではない
同社の50年以上の歴史に幕が降ろされることになります。

以下が、この度のメーカーアナウンス全文になります。

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ニチモは、日本模型航空機工業として創業し、当初はゴム動力プレーンを
生産していた同社が、1959年に自動浮沈装置付きのプラモデル「伊号潜水艦」を
発売しプラモデル業界に進出することになります。

現在の艦船モデルの中心は1/700スケールのWLシリーズになりますが、
わたしがまだ子供の頃は、模型屋さんの店頭に並んでいる艦船モデルといえば
「ニチモ」の商品が中心だったと記憶しています。

わたしが業界に携わる少し前に社名が日本模型から正式にニチモとなり、
その頃の商品ラインナップは、ロングセラーの「30センチシリーズ」が中心で、
1/700メインの艦船モデル以外の選択肢として、
長きに渡り根強い人気を獲得していました。

また、1/200スケールの大型モデルを生産し続け、
現在のアジア系外国メーカーが登場するまで、
唯一の超大型プラモデルと言っても良いアイテムとして、
確固たる地位を築いておりました。

近年、「河合商会」や「やまと」など業界にとって残念なニュースが続いていましたが、
この度の「ニチモ」の件で、あらためて模型業界の衰退を実感いたしました。
このようなニュースが流れますと、商品の動きが慌ただしくなる傾向がありますが、
個人的にはすこしでも長いあいだ模型屋さんの店頭を、
三角のニチモマークの商品が飾っていれば良いなとおもいます。

国内のプラモデル業界を作り上げたメーカーのひとつを失うことは、
業界にとってたいへんな損失であり、また非常に残念でなりません。
長きに渡り業界を牽引していただき本当にありがとうございました。
業界に携わる者といたしまして、
この場を借りてあらためて心よりお礼申し上げたいとおもいます。

 - 時事

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